なぜ菌ちゃん農法で野菜が元気になるのか|体験から見えた“いのちの力”

こんにちは。「癒し整体と自然農苑まほろば」の沖田です。
今回は、実際に私が菌ちゃん農法で育てた野菜を食べて感じた“驚きの違い”をお伝えします。

腐らない白菜、甘みが増したさやいんげん

先日、畑で採れた白菜で浅漬けを作りました。
これまでは1週間もすれば味が落ちて、すぐ酸っぱくなっていたのですが、
菌ちゃん農法で育てた白菜は、10日を過ぎてもシャキッとしておいしいまま

これは、まさに「野菜本来の力」が目を覚ました証だと感じました。

また、同じ畑で採れたさやいんげんを天ぷらにして食べてみたところ、
思わず笑ってしまうほど甘くて、香りが濃い
火を通してもやわらかく、まるで野菜が生きているような瑞々しさを感じました。

なぜそんな違いが出るのか?

菌ちゃん農法では、肥料を入れる代わりに、
畑に草や枯れ葉をそのまま還し、微生物たちがそれを分解して土をつくります。

そのとき、土の中では糸状菌や乳酸菌、放線菌など、たくさんの“菌ちゃん”たちが働いてくれます。
彼らが作り出す自然のエネルギー(酵素・ミネラル・有機酸など)が、
野菜の細胞をしっかりと育て、腐りにくく、甘みと香りのある野菜を育ててくれるのです。

つまり、野菜の生命力そのものが高まっているということ。
だからこそ、時間がたっても味が落ちず、腐敗ではなく“発酵”の方向に進むのだと思います。

畑の中で生きている世界

畑に出ると、土の中の微生物たちがせっせと働いているのを、
目では見えなくても感じることがあります。

草の根っこや虫のフン、落ち葉や枯れた茎――
それら全部が菌ちゃんたちの“ごはん”になり、命の循環が起こっている。

私たち人間がその流れに逆らわず、ただ整える役にまわるだけで、
畑は自分の力で豊かになっていきます。

まとめ|菌ちゃんたちが教えてくれること

菌ちゃん農法は、特別な技術ではなく、
自然を信じて見守る勇気を教えてくれる農法だと思います。

そして、食べたときのあの“命の味”は、
努力でも理論でもなく、土と菌ちゃん、自然の調和が生んだ奇跡です。


▶ 次の記事:菌ちゃんたちがつくる「ふかふかの土」の秘密
(近日公開予定)

食べてわかる、育てて感じる。
菌ちゃん農法は、“命の循環”を味わう農です。