「毎日の野菜は安心安全なものを」 世羅高原の、のびのび有機野菜をお届けします。
キャッチフレーズ 小規模農家だからできるきめ細やかな野菜作り
モットー 市場に出荷しないことで、自由な野菜作りができる
規格に合わせるため、農薬をバンバン使って見てくれの良い野菜を作るんじゃなくて、お客様の健康のため、食べてもらったときの笑顔を想いながらの農業を目指します。
先祖代々受け継がれた農地を親から譲り受け、小さい面積ながら生計の立つ農業をしていきます。
そのためには、多くのお客様の信頼が不可欠です。
安心できて、そして美味しい、一度買ってくれた方がもう一度買いたくなるような野菜を作るのが目標です。そして私たち家族も安心して暮らしていける農業が理想です。
小さな畑で採れた野菜たちを一つでも無駄にしたくありません。たくさんできた野菜は加工品として販売していく予定です。
2021年秋 突然父親の名義だった農地を相続しました。
それ以前はコメ農家で、私も両親やおじいちゃん、おばあちゃんとともにコメを作っていました。
しかし、コメの出荷だけでは肥料代にもならず、農業以外の時期は勤めに出て生活をしていました。
農業を始めるまでのいきさつ
もともとは5代にわたって続いている、小さな農家です。小さな農家ですから農業だけの収入では生活が厳しいです。祖父の代は冬の農閑期に都市部に出稼ぎに行ったようです。父の代には兼業農家として会社員・農業という、この地域には珍しくない生活スタイルでした。
農業離れが進んだのは昭和40年代ころ、世の中は高度成長期に入り、大量生産・大量消費の時代になりました。兼業農家においても生活スタイルは一変し、会社員としての収入が農業の収入を大きく上回り、農業に対する情熱は失われていきました。
余暇に対する価値観が高まり、農業をすることが足かせのようになっていきました。しかし、先祖から受け継がれた農地を荒らすのは申し訳ない、という義務感から細々と農業を営んでいたのです。
それまでのコメ作りは、農繁期になれば親せきや近所が総出で作業するものでした。それが余暇に対する価値観が高まり、日曜日に少人数で終わらせる農業に変わっていきました。
それを実現したのは、高価な農業機械でした。
高価な農業機械は便利で、いままでたくさんの人手をかけ数日がかりで行っていた作業を、父ちゃん、母ちゃん、じいちゃん、ばあちゃんが一日程度で終わる画期的なものでした。
高価な機械の購入は、農業だけの収入はわずかでも、会社員の収入で返済ができました。お米を買うより、かなりコスト高のコメをせっせと作っていたのです。
ちなみにコメ作りに最低限必要な農機具はこんな感じです。
トラクター 200万円
田植え機 25万円
コンバイン 200万円
米乾燥機 30万円
籾摺り機 15万円
自走式草刈り機 20万円
草刈り機小型 3万円
運搬機 10万円
畦塗り機 10万円
散布機 5万円
播種/土入れ 10万円
ロータリー 15万円
籾コンテナ 5万円
以前我が家で使っていた農業機械はこんなものでした。
合計すると恐ろしい金額になります。548万円ナリ。
ほかにも育苗器やら、運搬機やら、軽トラックやら…。
私は昭和38年生まれなので、ものごころついた時には農業は春と秋の休日にするもの、という認識でした。もちろんそれ以外の作業はたくさんあるのですが、子どもから見たらそう見えたのです。両親は農業を義務感でやっているようで、私にとっては魅力のないものに思えていました。さらに私は次男で、大人になって農業をする、という考えは微塵もなく、地元を離れどこかの町で生活をするんだろうな、って思っていました。
しかし、いつの間にか農家となり、がんばっています。
どうぞ、応援よろしくお願いします。
気に入った、斎藤一人さんのことばも紹介してます。