これからしばらくの間
考えるのをやめて心で感じてみてください。
映画館で映画を見るようにリラックスして読んでください。

このお話がなんの疑いもなく、すぅ~と入ってくる方は
そのまま真実としてお読みください。

また、このお話が信じられない方は、ただの読み物としてお読みいただいてもかまいません。


龍神様が突然現れた

それは忘れもしない2021年9月20日の明け方4:00過ぎのことだった。
普段感じたことのない感覚で目覚めた。
自宅の自室でいつものように一人で寝ているはずだった。

何かいる!
頭を動かさず目線だけを足元に向けると、それがいた。

モヤのような渦を巻いているような物体がそこにあった。
まだ、私の頭は完全に起きてはいない。

ぼんやりと
「龍に見える」と思ったその時、
そのモヤは少しずつ形を変え、完全に龍神の姿となった。

龍神は私を直視している。
何も言わず、ただこちらを見ている。
私はおもむろに起き、布団の上に座った。

 

そのあと、私はその龍神様と対話をした。
その対話はほんの一瞬だったのか、それとも長い時間だったのか。
どれだけ話したのか、それすら今では定かでない。

ただ一つ確かなことは、私の運を開き上昇させてくれると言ったことだった。
ある条件を満たせば…

「ピッピッ、ピッピッ」
不意にアラームが鳴った。
普段起きる時間に鳴る、スマホのアラームだった。
スマホをぼんやりとながめながら、先ほどのことを思い出していた。

すると、タイムラインに「龍神様」の文字。
画面を開くと、龍神を祀ってある神社の神主さんのページ。
何かの縁を感じざるを得ない出来事だ。

その方とは後日連絡を取り合い知り合いとなった。それについては機会があれば紹介したい。

朝から起きる不思議な出来事の連続に、軽いパニックになっている。

そうだ、龍神様との約束を果たさなければいけない。
ふと我に返った。
龍神様との約束とは何だったのか。

龍神様は言われた。
「私には身体がないので作ってほしい」
切望されていた。

冷静になって考えてみた。
龍神を作るって言っても、木彫りか粘土細工になるであろう。
しかし、そのどちらとも私には経験がなかった。

粘土細工であれば、以前手芸で少し作ったことがある。だが、小さいもので簡単なものだった。龍神様を作るなど全く想像できない。

龍神様を作ることに

軽く朝食を済ませ、ネットであれこれ調べてみた。
木彫りがいいか、粘土がいいか。
木彫りは大変そうなので、粘土での作り方について調べてみる。

スマホで調べてみるとフィギュアを作る粘土があるらしい。早速取り寄せてみることにした。

こうして、1カ月近くにおよぶ龍神製作が始まった。

そのときの私には時間がたくさんあった。というのは、その年の6月末に仕事を辞めていたからだ。退職してから4カ月余り、そろそろ次の仕事を探そうと思っていた時期だった。

 

試行錯誤の末、龍神様が完成したのは2021年10月下旬。
素人が初めて作ったにしては、まずまずの出来だった。

龍神様

(龍神作成については、その当時Facebook・Instagramで発信したので、
覚えている方もいるかもしれません。)

次々と不思議なことが

龍神様をケースに入れ、飾っていると次々と不思議なことが起き始めた。
龍神様を飾っているのは、自室のパソコンデスクの上の棚。
いつも眠っている部屋だ。

ある日から、不思議な感覚が起こり始めた。

それは決まって寝る直前と明け方に起きた。
感覚は二通りだ。
あるときは金縛り、またあるときはエネルギーにカラダを包まれているような感覚。

金縛りといっても息苦しいものではなく、また恐怖心もない。
その現象が起きるときは何かしらの夢を見ていて、メッセージがダイレクトに頭に入ってくる、そんな感じだ。
意識ははっきりとしているが、金縛りが解けるとそのメッセージのようなものはほどんど忘れてしまっていて、はっきりと覚えていない。
また、エネルギーに包まれているときは、とても気持ちよくリラックスできている。
その状態はなかなか言葉では表現しづらいが、暖かい空気に覆われているような感覚だ。自分の皮膚と共鳴するような、また溶け合うような気もする。
妙に懐かしい感じ、といえばわかりやすいかもしれない。
子宮、ゆりかご、そんなイメージ。

期待や不安、そして欲望、すべての感情を超越している感覚。

そして「完全に満たされた世界」だ。

「完全に満たされた世界」から覚めると、少し残念な気持ちになった。
それは、その特別な感覚がなくなっていることだ。
いつものようなリアルな日常に戻っているのをさみしく感じる。

このことを思い出そうとしても細かなことは思い出せない。でも完全に調和がとれ、すべてに満たされている感覚だったことは記憶にある。
今まで経験したことがない、絶対的な満足と安心感に包まれている時間だ。

そのころから変わったことがある。それは、ひらめきが多くなったことだ。
ボーっとしている時間が増え、その時にふいに何かがひらめく。

それは今考えていたことに対しての答えではなく、何の脈絡もなく様々なことが浮かんでくる。脈略がないとは言っても、ずっと以前に考えていたことの答えが急に降りて出てくる、そんな感じだ。

300万円ワークをはじめる

そんなとき、突然頭の中に「300万円ワーク」という言葉が浮かんだ。
300万円ワークとは、300万円が自分の懐に入るエネルギーワークである。
この300万円ワークで、現実に300万円を手にした人はたくさんいる。

私がこの300万円ワークを知ったのは、ずいぶん前のこと。
とあるセミナーで、講師の方に教えていただいたものだ。

そのときはやり方だけ教わり、わかったつもりになっていた。
そして自分は「300万円ワーク」ができるようになったと思っていた。
でも、いつまでたっても300万円は手元に入ってこなかった。

 

思い起こせば、私の人生はいつもこんな感じだ。
テクニックやノウハウだけ聞いたり教わったりし、わかったつもりになる。そして、そのまま放置する。いろんなノウハウだけを知っているだけの、いわゆる「ノウハウコレクター」だ。

 

この「300万円ワーク」もそうだった。
しかし、龍神様にお会いして、不思議体験をして直観が鋭くなり、ひらめきが起こるようになってきた。

そんな時にふと思い出した「300万円ワーク」。今すぐやらないといけないような気がした。

 

すぐに「300万円ワーク」を再開した。
そして毎日継続した。

当然ながらすぐには結果が出なかった。
いつもなら結果が出ないとやめてしまうのだが、なぜか300万円が私の懐に入るような気がしてやめられなかった。

先ほども話したが、この「300万円ワーク」の成功者はたくさんいる。
ある日タンスの引き出しが気になって、タンスを開けてみたら300万円満期の定期預金の通帳を見つけた人。また、ある人は家の前の道路が拡幅工事され、自宅の庭の一部が買収されて300万円に近い金額が手に入った人など。

でも私は人生これまでずっと借金人生。

降ってわいたような預金などあるはずもない。また、田舎に住んでいて新しく道路など通るような土地柄ではない。実際に300万円を手にした方たちとは、まったく違う環境にある。

つまり、300万円が降ってわくような状況にはないのだ。

こんな私にどうやって300万円がやってくるんだろう。
失望とワクワクが入り混じった感覚で「300万円ワーク」を続けていた。
そして年が変わり、新年になった。

話を少し戻そう。その前の年の秋に少しだけ動きがあった。それは農業に関わることだった。
私は田舎の兼業農家に生まれた。

我が家は、古くから稲作をして生計を立てていた。
そして時代は高度成長期に入り、大きく様変わりをした。

稲作は日曜百姓となり、男手は人手の必要な土建業に稼ぎ先を移した。
兼業農家になれば休日に農作業をするようになり、効率よく作業するための農業機械が欠かせない。

我が家でも世間と同じように兼業農家になり、農業機械を買って稲作をしていた。

しかし、今から17年前、長年使っていた農業機械が壊れたため稲作ができなくなった。そこで知り合いの方に頼み、米を作ってもらっていた。

その米を作っている知人が突然やってきて、私にこう言った。
「わしももう年だから、今年限りでコメ作りをやめさせて欲しい」

 

まさに寝耳に水だった。

そのとき私は直感した。
今、無職になっているこのタイミングで来たこの話、
それは、私に農業をしろ、と龍神様が導いているのでは、と。

農業をはじめることに

それから私は、農業を始める準備のためいろんなところに行き、多くの人に相談をした。

しかし、相談をした私に帰ってくる結論はどれも似たようなものだった。

・農業機械がないのに、農業ができるはずがない。
・野菜を植えても鳥獣被害にあって、すべて食べられる。野生動物にエサを与えるようなものだ。
・農業収入だけでは生活ができない。
挙句の果てには、「いろいろやってみるがいい、素人のお前がもしもうまくいった時はぜひ教えてくれ」と皮肉たっぷりに言われたこともある。

それでもあきらめず、行政に相談した。
そこでも冷ややかな対応だった。
食い下がると、部署をたらいまわしされた。

最後に行った部署で最初に言われた言葉がある。
「そもそも、農業をしたいと言ってますが、それは誰の土地ですか?」

我が家で農業をしていたのは私の父親だった。その父親は12年前に亡くなっていた。その後は知人にコメ作りを任せたままになっていて、なにもかも手付かずで放置していた。
そのため、農地の名義は父親のままだった。

そのことを担当者に伝えると、「当面はそのままでもいいが、本気で農業をしたいのなら、登記をあなたに変えてください」といわれた。
登記を変えるには、すごくお金がかかるという印象があった。
一般的には司法書士に頼んでやってもらう。その費用が結構掛かる。そう聞いたことがあるからだ。

ネットで調べてみると、自分でできる方法があることが分かった。
結構大変なようだが、今の私には十分時間がある。
相談しながらやってみよう、そう思い法務局の無料登記相談に予約を入れた。
結論から言うと、3回法務局に行き登記は完了した。
いろんな書類を集めたり、申請書を作ったりしたが、思ったよりもスムーズにできたと思う。

10日ほどして法務局から登記完了のお知らせがあり、私は急いで法務局へ向かった。そして登記が完了した書類を受け取った。

300万円がやってきた

一通り眺めたあと、そこに書いてあった土地評価金額を見て驚愕した。

それは、
“全ての土地、建物の評価金額”

「294万円」

ほぼ300万円だった。

キタ――(゚∀゚)――!!
300万円ワーク~~~ぅ!
スゲーぇぇ!!!
本当だったぁぁ!!

それは2022年1月19日だった。

私はその時点から本格的に農業をすることになった。

~龍神様がいろいろ教えてくれたことは、不定期で掲載します。~

300万円ワークのやり方が知りたい方はこちらにあります。